【サービス導入事例】スタートアップでも優秀な留学生に出会えるのが、Linc Internの良さ

株式会社Nateeは、「一人一人が個性と才能を発揮し、ありのまま生きられる社会を実現する」というビジョンを掲げている、TikTokに特化したタレント事務所(以下、MCN:マルチチャンネルネットワーク)です。

Douyin(中国版TikTok)上でのタレントマネジメント部門である「Natee China」が軌道に乗り始めた段階で、留学生インターン採用を開始されました。

Linc Internを2020年4月より導入され、現在2名の留学生インターンが勤務しています。

今回は、採用面接をされたCEO小島さん、実際にインターン2名をマネジメントしているmakiさんにお話を伺いました。

株式会社Natee

主な事業内容
・TikTok/Douyinに特化したMCN事業
従業員規模:30名
インターン採用:2名
インターン担当業務:Natee China事業部門でのTikTok アカウントプロデューサー、法人営業担当

ー はじめに、留学生インターンを採用しようと思った経緯を教えてください。

小島さん:2020年2月頃に中国事業を任せていた担当者が外れ、私自身が担当することになりました。またNatee China事業を大きくしていきたいタイミングだったので、一緒に働けるアシスタントがほしいと思い、中国語がわかるインターンを探し始めました。

ー 留学生インターンを探している中で、Linc Internを知ったのでしょうか?

小島さん:Linc Internを見つけたのは、本当にたまたまです。Twitterのタイムラインに投資家のリツイートで仲さん(当社CEO)のツイートが流れてきたのを見ました。Linc Internの内容を見て「まさにこれだ!」と思いました。求めていたのはフルタイムの外国人というわけではなく、週に数日手伝ってくれる中国語の分かる方だったのでちょうどよかったです。

ー Linc Internを魅力に感じていただいた点はどのようなところでしたか?

小島さん:まず前提として、日本語がある程度できて、中国語もできて、優秀で、しかもスタートアップにも興味がある、というすべての条件を満たすインターンを自力で見つけるのは相当難しいです。それが、Linc Internには揃っていると思いました。

そして、インターンだと優秀な留学生にもリーチできます。就職となると優秀な層は大手企業に流れますが、インターンだと当社のようなスタートアップでも採用できます。そこが最大の魅力でした。

Tiktokの可能性に魅了され起業した、CEOの小島さん

ーLinc Internの導入の決め手になった点はどのようなところですか?

小島さん:成果報酬型なので、まずは会うだけ会ってみようと思いました。当社は実際に5名の学生とお会いしました。全員日本語でのコミュニケーションはほぼ問題なく、優秀であることが感じられ、総じて学生の質が高い印象を受けました。

もちろん、彼女らは日本語が母語ではないので、母語者と比較すると深ぼれない部分もありましたが、それでも、日本語のコミュニケーションがある程度できることは安心できました。優秀な2名の留学生インターンを採用できてよかったです。

ー 留学生インターンを採用してもうすぐ4か月になりますが、2人はどのように活躍していますか?

makiさん:最初の1、2か月は私の指示に沿って作業してもらうことがほとんどでした。7月に入ってからは周さんも于さんもどんどん自分で考えながら動くようになっています。

周さんは、ショートムービーの投稿内容の企画や脚本作り、動画編集、データ分析などを任せており、とても積極的に取り組んでくれています。

于さんは、法人担当の連絡窓口を任せています。現在は、以前に比べて積極的に質問をしてくるようになり、責任感も増した印象です。

二人ともこの数か月で成長したなと感じ、とても助かっています。


日中バイリンガルで、自身もKOLのmakiさん

ー 日常のコミュニケーションはある程度大丈夫とのことですが、仕事に関しての日本語力はいかがでしょうか?

小島さん:正直に言うと、仕事に関しての語学の課題はあると思います。議事録はきちんと日本語で書けているので、話している内容は理解できていると思いますが、やっぱり会話が一番難しいと感じています。

どれだけ本来の地頭が良くても、デリバリー能力(考えを伝える能力)は彼女らの現時点での日本語レベルになってしまいます。本当はもっと伝えたいことがあるのでしょうが、複雑なことであったり、自分の意見であったりを完全に伝えきれないので、もったいないなと感じます。

ただ当社では、中国語がわかるスタッフがいる場面では中国語で仕事をしてもらうという使い分けのようなスタイルを取っているので、ハンデを感じることは少ないのではないかと思います。

これがもし全ての業務が日本語で行われる会社だとすると、ビジネスレベルでの日本語能力が必要になってくるかもしれません。

一方で、日本語母語者である私たちが相手の意図を汲み取る姿勢も同時にすごく大切だと感じています。私も米国での留学経験があり、母語以外で仕事をすることの難しさが分かるので、その点は彼女らをなるべく理解するように心がけています。

makiさん:私も同じ意見です。留学生インターンを見ていると、ビジネスシーンでの日本語コミュニケーションに慣れていない印象がありますね。まだ学生なので、大学の先生や友人と話す内容だともっと流暢に話せるかもしれません。ですが、やはり仕事で求められる日本語や表現はまた違うので。

小島さんは、片言の日本語であっても辛抱強く聞きますが、全ての人がそう対応してくれるわけではありません。学生側も積極的な対応が必要だと思います。例えば、話す前に紙に要点をまとめて、それを見ながら話すなど、工夫の余地はあると思います。

日本語力を評価され法人営業ポジションで採用された于さん。麗澤大学大学院在籍中、卒業後も日本での就職を考えています。

ー インターンとして働いてもらう中で、外国人と日本人の違いを感じることはありましたか?

小島さん:2人に関しては、そこまで日本人・中国人の違いを感じません。礼儀もしっかりしているので苦労している点はありません。

― Linc Internのサービスのひとつであるアフターサポートについて、聞かせてください。アフターサポートの月次面談の効果は感じていただけていますか?

makiさん:インターンが不安なことを私たちに直接言えなかったときに、Lincさんに伝えて、Lincさんが私たちにそれを伝えてくれるのは助かっています

特に最初の2か月はお互いの関係性も出来上がっていないので、ありがたかったです。

慣れてきた今では、二人共積極的に直接私たちに相談や意見を言ってくれるようになったのですが、これは当初のLincさんの第三者としてのサポートがあってこそ今の関係が築けたのではないかと思っています。

小島さん:クッション役としてLincさんが間に入り、私たちが拾い切れないインターンの声を聞き、ケアしていただけることでリテンションに繋がっていると思います。定期的なケアがあるのは助かります。

― アフターサポートの内容への期待や今後希望する点はありますか?

makiさん:今のサポートは面談中心ですが、学生向けのビジネス基礎研修があるといいのではないでしょうか。例えばパワーポイントでの資料作りの基礎などです。このあたりはほかの企業でのニーズも高いのではないでしょうか。

基本的なことでも出来ていると評価が上がります。また、留学生が基本的なことをできていると、「日本のことをちゃんと分かっているんだな」と印象UPにもなります。少しのインプットで相手の印象を変えられるならお得だと思います。

中国SNSの運用経験が豊富で、アカウントプロデューサーとして採用された周さん。北京大学大学院に在籍中で、卒業後は日本での就職を希望しています。

― 最後に、Linc Internの導入を検討している企業や、留学生インターンや留学生の正規採用を検討している企業へ一言お願いします。

 makiさんインターン採用のいいところは、スタートアップであっても優秀層のグローバル人材にリーチできる点だと思います。

周さんのような北京大学大学院に在籍している学生は、中国でもなかなか採用が難しいと思いますが、そのような優秀な人材と出会えるのがLinc Internの最大の魅力だと思います。

また、これから留学生採用を考えている企業さんは、採用後に活躍してもらえるよう受け入れ準備をしっかりすることが大切だと思います。「なぜ留学生がほしいのか」を考え、彼ら・彼女らの強みをどれだけ引き出せるかが採用側企業にとって重要になると思います。

小島さん:中国の優秀な学生は日本の優秀層と比べられないほど優秀だと感じています。そういう優秀層に興味を持ってもらえるサービスを作ること、組織になっていくことは、会社自体の競争優位性を高めることに繋がると思っています。

日本では、まだまだ日本のマーケットに対して、日本人だけでやってる会社がほとんどですけど、人材不足の中、採用に関してはグローバル人材の採用に取り組まざるを得ない状況です。

特にすでに中国抜きにしてビジネスは語れない時代になっているので、中国マーケットと中国の人材とどう向き合うかは、10年スパンで考えたときに大事なポイントになります。

そういう意味でも、今のうちからインターンでもいいので、外国人材受け入れの環境づくりを始めてみてもいいのではと思います。

 

Linc Intern 担当者より

今回は、2名の中国人インターンを採用してくださったNatee社をご紹介しました。

Natee社は、採用段階から一部中国語での面談を取り入れるなど、とても柔軟に対応されています。

中国人ならではの力が発揮できる業務をインターンに任せ、本人が活躍できる環境を整えられているところは、Natee社のミッションである「一人一人が個性と才能を発揮し、ありのまま生きられる社会を実現する」をそのまま体現されているのではないかと思います。

日本では人口減少が進んでおり、近い将来外国人材の活用は増えていくと推測されます。

また、それに伴い、優秀な外国人材の採用はますます競争が激しくなると思われます。

いきなり外国人を社員として採用するのは不安が大きいかもしれません。

まずはインターンとして外国人留学生を登用することで、優秀な外国人材の可能性を試してみてはいかがでしょうか??Linc Internも一緒に伴走しながら、企業をサポートさせていただきます。

 

Linc Intern サービス概要

Linc Internは「インバウンドタレント(外国人材)の可能性を再定義する」ことをミッションに、長期インターンシップのマッチングを中心にキャリア関連サービスを提供しています。

登録している学生の9割以上がMARCH以上の上位校に在籍(学部生3割、大学院生7割)し、また8割の学生がN1*に合格していて語学力にも大変長けています。

(*日本語能力試験の最上級レベル:幅広い場面で使われる日本語を理解することができる)

しかし、優秀な留学生でも情報格差や企業と出会える機会の少なさにより、就職活動に苦しんでいる現状があります。

また、日本企業も少子高齢化により外国人採用を始める必要がありますが、なかなか踏み出せないとう現状もあります。

Linc Internは、このような学生と企業双方の課題を解決するために、まずはお互いが出会う、知り合える機会を生み出したいと考えております。

外国人インターン、新卒採用にご関心をお持ちの企業さまは、下記URLよりお問い合わせください。ご連絡お待ちしております。

https://lincintern.com/recruiters/contact/